吉岡心平のマーク

タキ8300形8301

私有貨車

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タキ8250形
タキ8350形

 番号
ロット表


タキ8304

 ページ
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特別編1436
特別編1438

積荷
●構造

入口


 タキ8301は8302と一緒に昭和40年3月東急で製作された。

 ダウケミカルが初めてラテックス輸送用に製作したタンク車で、メーカーとして東急を選択したのも珍しい。
 一方、その構造はタキ7900形25トン車を30トン積にスケールアップした構造で、同形式で実績のある内面にフェノール樹脂を焼き付けたタンク体を凍結防止用のグラスウール断熱材で包んで

いる。外観的には頂部に丸みを帯びた女性的なドームが面白い。

 落成時の所有者はダウケミカルインターナショナルリミテッド・常備駅は千鳥町で、社名は合弁や分離により昭和48年3月に旭ダウKK、昭和57年8月に旭化成工業KKと変わったが常備駅は千鳥町から一生変化なく、各地の製紙会社に表面加工用のラテックスを輸送していた。平成12年9月に廃車となった。


■主要諸元
製造年   昭和40年3月
製造所   東急
設計比重 1.007
タンク容積 29.8m3

●上廻り
タンク形態 直円筒(S1)形ドーム付
タンク材質 普通鋼
タンク内面 フエノール樹脂コーティング
タンク板厚 胴板8・鏡板12mm
タンク直径 1,950mm
タンク長さ  10,300mm(外面)
熱絶縁   厚さmm100グラスウール
●荷役方式
荷役方式 上入れ下出し式
●下廻り
台枠形式   平形
長さ      11,300mm
BC間距離  8,000mm
留置ブレーキ 手
空気ブレーキ KD254形
台車      TR41C形

タキ8300形8301の写真

【写真2437】 タキ8300形8301 撮影日不明 半田埠頭駅にて P:吉岡心平


【特別編1437】120824作成R4C。