吉岡心平のマーク

タキ10150形10190

私有貨車

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タキ10100形
タキ10200形

 番号
解説

タキ10187

 ページ
索引

特別編1378
特別編1380

積荷
●構造

入口


 タキ10190は10189と一緒に昭和54年6月日車で製作された。

 液化塩化ビニールタンク車は石油化学への製法転換で、臨海部のコンビナートからカーバイド時代に立地した塩ビ工場に原料を輸送するため使用されたが、次第に工場自体が臨海部に移転してしまった。とは言うものの、昭和50年代になると少数だが後継車となる本形式が製作された。

 外観と構造は2ケ月前に日車で製作した10184〜10187と同一である。

 所有者は日本石油輸送KK・常備駅は南港から昭和58年11月に名古屋南港に改名した。伏木〜能町の超短距離運用だったが58−X改正で失職し、昭和62年12月に廃車された。なお台車は若齢車の救済措置としてタキ5450形135467に再利用されている。


■主要諸元
製造年   昭和54年6月
製造所   日車
ガス定数  1.22
タンク容積 36.8m3
●上廻り
タンク形態 直円筒(S1)形
タンク材質 高張力鋼(HT60)
タンク板厚 胴板11mm・鏡板12mm
タンク直径 1,960mm
タンク長さ 12,570mm
熱絶縁   厚さ75mmグラスウール
●荷役方式
荷役方式 マンホール弁式
●下廻り
台枠形式   平形
台枠長さ   13,500mm
BC間距離  10,200mm
留置ブレーキ 手
空気ブレーキ KD254形
台車      TR216A形

タキ10150形10190の写真

【写真2379】 タキ10150形10190 昭和61年1月18日 名古屋南港駅にて P:吉岡心平


【特別編1379】120203作成R4C。