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タキ2100形12190 |
私有貨車 |
形式 |
番号 |
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●積荷 |
■入口 |
石油類専用車の中に保温キセを持つ車両がある。C重油の輸送用車とされるものだが、石油ショック以降の需要減で、中には保温キセを撤去する車両が出現した。 写真のタキ12190もその一つで、昭和36年12月帝国製の車両を昭和53年1月に日車で保温キセを撤去した。なお本車はタキ12184〜12197の14両ロットの一員で、弊サイトでは既にタキ12188が掲載されているので、改造前の姿はこちらを参照頂きたい。 |
改造ではタンク周囲の保温材とその周囲にあるキセを全て撤去した。このためタンク体は細く高い位置にあり、タンク踏板の取付部にはキセによる嵩上げが残されている。 落成時の所有者は丸善海運KK、常備駅は七重浜であった。その後社名は丸善石油KKに変わり、昭和46年6月に本輪西駅に移動した。昭和47年10月に日本石油輸送KKに移籍し石油埠頭駅常備となり、昭和53年1月に前述するキセ撤去を受けたが、昭和59年6月に廃車となった。 |
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●関連形式 タキ2100形12188 同一ロットの未改造車で本車の改造前の姿を示す。 |
【写真2305】 タキ2100形12190 昭和59年3月31日 新半田駅にて P:吉岡心平