吉岡心平のマーク

ホキ6500形6504

私有貨車

 形式
索引

ホキ6300形
ホキ6600形

 番号
ロット表


ホキ6508

 ページ
索引

特別編1301
特別編1303

積荷
●構造

入口


 ホキ6500形は25トン積カーバイト専用ホッパ車で、昭和38年のホッパ車大改番でホキ1900初代形から改番された。同形式は国鉄チキに積載していたカーバイト積載容器を新製した台枠に積載し私有貨車としたものである。最初の4両が登場した時点では両数も少ない筈と多寡を括り、ホキ190形と半端な形式としたが、その後増備されたためホキ1900形に改番した経緯がある。

 ホキ6504は1904として昭和32年4月川崎で製作されたものを昭和38年7月に改番した車両で、落成時は1904〜1907の4両ロットである。

 外観と構造は「ホッパのないホッパ車」で、車体は長物車積載のため平床であった。気密構造の室内は仕切板で6室に区分され、各室毎に屋根に積込口、両側に取出口を持つ。吸湿によるアセチレンガス発生を防止するためマンホールと側扉は外部カバーを持つ二重構造で、爆発防止のため窒素置換用の配管と温度変化による吸気を除湿する吸湿筒を装備している。

 所有者は日本ゼオンKK・常備駅は岩淵であった。常備駅は昭和41年5月に能町に変わった。昭和48年3月頃に廃車となった。


ホキ6500形のロット表

ロット 番号 製造年 製造所 旧形式 旧番号 落成時の所有者
6500 (S3108) (汽車東京) ホキ1900初代 1900初代 日本ゼオンKK
6501,6502 (S3108) (川崎) 1901初代,1902初代 日本ゼオンKK
6503 (S3108) (三菱) 1903 日本ゼオンKK
6504〜6507 (S3204) (川崎) 1904〜1907 日本ゼオンKK
6508〜6515 (S3401) (川崎) 1908〜1915 三菱化成工業KK

ホキ6500形6504の写真

【写真2302】 ホキ6500形6504 昭和45年10月1日 新井駅にて P:堀井純一

【堀井さんから貴重な写真を提供して頂きました】


【特別編1302】110511作成R4C。