吉岡心平のマーク

タキ300形1311

私有貨車

 形式
索引

タキ250形
タキ400形

 番号
[ロット表]

タキ399
タキ1316

 ページ
索引

特別編1222
特別編1224

積荷
●構造

入口


 タキ1311は1312との2両ロットで、昭和27年5月日立で製作された。

 日東硫曹の濃硫酸タンク車は設計比重を希硫酸並に設定したため、タンク容積が大きいことで有名だ。本ロットは同社が初めて製作したタキ300形で、その例に漏れずタンク容積は19.0m3と、一般車の15%増しとなっている。

 外観と構造はタンク体が太いことを除けば通常のタキ300形と変わらないが、BC間距離が短いため、余計にずんぐりとして見える。

 落成時の所有者は日東硫曹KK・常備駅は平井であった。昭和38年頃に新潟港駅に移動し、昭和45年11月には社名がサン化学となった。昭和49年4月に2両揃って廃車となった。


■主要諸元
製造年   昭和27年12月
製造所   日立
設計比重  1.6
タンク容積 19.0m3
タンク形態 直円筒(S1)形ドーム有
●上廻り
タンク材質 普通鋼
タンク板厚 胴板9・鏡板12mm
タンク直径 1,896mm
タンク長さ 7,026mm

●荷役方式
荷役方式  上入れ上出し式
●下廻り
台枠形式   平形
台枠長さ   8,000mm
BC間距離  4,700mm
留置ブレーキ 手
空気ブレーキ KD254形
台車      TR41→TR41D形

タキ300形1311の写真

【写真2223】 タキ300形1311 昭和44年8月31日 中条駅にて P:堀井純一

【堀井さんから貴重な写真を提供して頂きました】


【特別編1223】100909作成R4C。