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タキ35000形35608 |
私有貨車 |
○ |
形式 |
番号 |
ページ |
●積荷 |
■入口 |
タキ35608は昭和43年12月東急東京製で、35606〜35615の10両ロットに属していた。 タキ35000形は標準タンク車のため、当時の私有貨車メーカーの大半が製作した。本ロットも古くから東急で石油系タンク車を製作していた日陸が同社に注文したものだが、タンク体の成型など特殊加工が多い本形式は敬遠されたようで、結果的には本ロットが唯一の東急製となっている。 |
外観と構造は標準タンク車でもあり他社製と変わらない。荷役装置は日陸好みの上操作形吐出弁を装備したため、タンク上部に円筒形の開閉軸箱と操作テコが見える。 所有者は日本陸運産業KK・常備駅は静岡だが便宜置籍で、実際には米タンとして使用された。その後一般用となり、昭和50年11月には東新潟港に移動したが、平成8年までに廃車となった。 |
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■主要諸元 製造年 昭和43年12月 製造所 東急東京 設計比重 0.73 タンク容積 47.9m3 タンク形態 異径胴(C3形)ドームレス ●上廻り |
タンク材質 耐候性高張力鋼 タンク内面 ジンケート塗装 タンク板厚 胴板6・鏡板8mm タンク両端直径 2,050mm タンク中央直径 2,500mm タンク長さ 11,520mm ●荷役方式 荷役方式 上入れ下出し式 |
●下廻り 台枠形式 35系標準 台枠長さ 11,820mm BC間距離 8,820mm 留置ブレーキ 両側 空気ブレーキ KSD203−254形 台車 TR41C形 |
【写真2222】 タキ35000形35608 昭和61年3月9日 村田駅にて P:吉岡心平