吉岡心平のマーク

タキ300形1316

私有貨車

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索引

タキ250形
タキ400形

 番号
[ロット表]

タキ1311
タキ1328

 ページ
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第306週
第308週

積荷
●構造

入口


 日本鉱業のタキ300形と言えば、日立製を思い出すが、実際には様々なメーカー製の混成であった。何故なら同社の車両には、今回紹介する車両のように、合併により他社から併合されたものが多数あったからである。

 タキ1316は昭和28年6月三菱製の濃硫酸専用車で、タキ1313〜1317の5両ロットとして誕生した。なお同社製のタキ300形としては3ロット目で、形態的には初期のタイプに属する。

 設計比重は1.81、タンク容積は16.7mであった。

 タンク体は普通鋼製で、寸法は直径1,645mm・長さ8,060mmと比較的細身である。
 台枠は平形で、長さは9,000mm・BC間距離は5,900mm、ブレーキはKD形空気+手、台車はTR41Aから第一次改造でTR41Dに改造されている。

 落成時の所有者は不二越鉱業KK・常備駅は敦賀であった。社名は昭和31年3月敦賀化学工業KK、昭和35年12月日本精錬KKと変遷し、昭和40年3月に日本鉱業KKに合併された。常備駅は生涯を通じて敦賀であったが、昭和58年3月に廃車となった。


■主要諸元
製造年   昭和27年6月
製造所   三菱
設計比重  1.81
タンク容積 16.7m3
●上廻り
タンク形態 直円筒(S1)形ドーム付
タンク材質 普通鋼
タンク板厚 胴板9mm・鏡板12mm
タンク直径 1,645mm
タンク長さ  8,060mm

●荷役方式
荷役方式 上入れ上出し式
●下廻り
台枠形式   平形
長さ       9,000mm
BC間距離   5,900mm
留置ブレーキ 手
空気ブレーキ KD254形
台車      TR41A→TR41D形

タキ300形1316の写真

【写真307】 タキ300形1316 昭和51年7月28日 中条駅にて P:吉岡心平

この写真は吉岡写真CD−ROM第31巻に「P01802」として収録されています。


【第307週】060716作成R4A、070623R4A2、081029R4BY、100721諸元追加+R4B。