吉岡心平のマーク

タサ3000形3076

私有貨車

 形式
索引

タサ2600形
タサ3200形

 番号
ロット表

タサ3069

 ページ
索引

特別編1202
特別編1204

●積荷
●構造

入口


 タサ3076は昭和16年3月新潟で3070〜3079の10両ロットとして製作された。

 国策によるガソリン混用アルコールの輸送用として昭和13年から製作された本形式だが、これが最終ロットとなる。なお兄弟車として、同時に台湾向に10両が製作されていたことは有名である。
 外観・構造は、前ロットのタサ3050〜3069は同一メーカー製で僅か半年前の製作であるため、これと同一であった。

 落成時の所有者はアルコール輸送KK・常備駅は新興であった。昭和18年4月から昭和22年4月までの間は戦時増積により専用種別を「アルコール及びブタノール専用」に変更し、荷重も21トンと1トン増となった。
 昭和22年7月、会社名は内外輸送KKに変わり、当時の優秀車として連合軍に徴用され、ガソリン輸送に転用されたりしたが、その後はアルコールの輸送に戻り、晩年は高鍋駅常備となった。昭和52年9月に廃車された。


タサ3000形3076の写真

【写真2203】 タサ3000形3076 昭和52年8月3日 上戸畑駅にて P:吉岡心平


【特別編1203】100724作成R4B。