吉岡心平のマーク

タサ2600形2603

私有貨車

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タサ2500形
タサ3000形

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特別編81
特別編83

積荷
●構造

入口


 タサ2600形と言われて頭の中にイメージが浮かぶ人は、かなりの貨車通だ。かく言う小生も、実車を見ることなく終っている。

 タサ2600形は、昭和17年12月新潟で6両製作された20トン積濃硫酸タンク車である。
 外観・構造は昭和13年製のタサ2500形(第10週)に酷似するが、タンク体は僅かにこちらが大きい。むしろほぼ同時に製作されたタキ300形315〜331を短縮したものと言った方が良いようだ。タンク鏡板に見える大型の点検蓋は、タキ31

4などと同様に、希硫酸タンク車への転用を考慮して準備されたものである。
 台車は落成時はアーチバーのTR20だったが、昭和45年からの第一次台車改造でTR41Dへ台車ごと交換された。

 所有者は三井鉱山KK・常備駅は猪谷だった。所有者は神岡鉱業KK・三井金属鉱業KKと変遷したが、いずれも社名変更である。昭和41年11月、神岡線の開業により神岡口常備となったが、昭和48年11月、6両一緒に廃車となった。


●関連形式 タサ2500形2501 昭和13年新潟製の20トン積発煙硫酸専用車でうりふたつ。


タサ2600形2603の写真

【写真1082の1】 タサ2600形2603 昭和47年6月17日 速星駅にて P:堀井純一

【堀井さんから貴重な写真を提供して頂きました】

タサ2600形2601の写真

【写真1082の2】 タサ2600形2601 昭和47年6月17日 岐阜駅にて P:豊永泰太郎

【豊永さんから貴重な写真を提供して頂きました】


【特別編82】010721作成、011129本文修正、031223R4、040717写真1082の2追加、050410R4A、090912
R4BY、100828R4B、140225R4C。