吉岡心平のマーク

タキ50000形50022

私有貨車

 形式
索引

タキ46000形
タキ55000形

 番号
[ロット表]

タキ50003
タキ50056

 ページ
索引

特別編1199
特別編1201

●積荷
●構造

入口


 タキ50022は昭和36年6月三菱で、50021〜50024の4両ロットとして製作された。

 所有者はスタンダードで、本形式ではシェル・日石に続く三社目である。日車本店製の50016〜50020との競作だが、本ロットは本形式で初めて日車本店以外で製作されたロットであった。

 もともとタキ50000形は日車の独自設計だったが、他社でも製作することになり、標準化を意図した設計変更が実施された。その変更点はタンク受台・ブレーキ構造・台車など広範囲に亘り、日車色

を廃したものとなった。例えば三軸台車も日車設計のTR92から国鉄標準のTR78に変わったが、実はTR78装備はこのロットが初めてである。

 落成時の所有者はスタンダードヴァキューム石油KK・常備駅は清水であった。昭和37年1月の分割で50021はモービル石油KK、50022以降はエッソスタンダード石油KK所有と兄弟泣き別れとなり、昭和57年4月には社名がエッソ石油KKに変わった。同年10月には日本陸運産業KK所有・越中島駅常備となり、昭和62年6月に廃車となった。


■主要諸元
製造年   昭和36年6月
製造所   三菱
設計比重 0.73
タンク容積 68.5m3
●上廻り
タンク形態 異径胴(F5s)形ドーム付
タンク材質 普通鋼
タンク板厚 胴板9mm・鏡板12mm
タンク中央直径 2,500mm
タンク両端直径 2,050mm
タンク長さ 16,550mm

●荷役方式
荷役方式 上入れ下出し式
●下廻り
台枠形式   50系標準
長さ      17,700mm
BC間距離  13,700mm
留置ブレーキ 手
空気ブレーキ ASD254−356形積空
自連緩衝器  HD4B形油圧
台車      TR78形

タキ50000形50022の写真

【写真2200】 タキ50000形50022 昭和57年11月3日 村田駅にて P:吉岡心平


【特別編1200】100716作成R4B。