吉岡心平のマーク

タキ50000形50056

私有貨車

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タキ46000形
タキ55000形

 番号
[ロット表]

タキ50022
タキ50068

 ページ
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第368週
第370週

●積荷
●構造

入口


 今回は丸善海運のタキ50000形を取り上げるが、関西系の同社だけあって、メーカーは本形式では唯一の帝国車両となっている。

 タキ50056は昭和37年11月帝車製で、タキ50050〜50058からなる9両ロットの一員として誕生した。

 設計比重は0.74と他社製より0.01大きく、このためタンク容積は67.6mと小さい。
 タンク体は50系標準のF5s異径胴で、材質は普通鋼である。寸法は両端直径2,050mm・中央直径2,500mm・長さは16,970mmと、容

積が小さい筈なのに日車製より長さが470mmも長くなったのは何故だろう?
 台枠は50系標準の中梁省略タイプで、長さは17,700mm・BC間距離は13,700mmと他社製並だったものと思われる。ブレーキはKSD254−356形積空+手、緩衝器は大容量の油圧式を装備し、台車はTR78であった。

 落成時の所有者は丸善海運KK・常備駅は新興だったが翌38年9月には浜五井に移動した。昭和41年10月には丸善石油KK所有となり、昭和61年5月には常備駅はそのままで日本石油輸送KKに移籍した。昭和63年12月に廃車となった。


■主要諸元
製造年   昭和37年11月
製造所   帝国車両
設計比重 0.74
タンク容積 67.6m3

●上廻り
タンク形態 異径胴(F5s)形ドーム付
タンク材質 普通鋼
タンク板厚 胴板9・鏡板12mm
タンク中央直径 2,500mm
タンク両端直径 2,050mm
タンク長さ 16,970mm

●荷役方式
荷役方式 上入れ下出し式
●下廻り
台枠形式   50系標準
長さ      17,700mm
BC間距離  13,700mm
留置ブレーキ 手
空気ブレーキ KSD254−356形積空
自連緩衝器  HD4B形油圧
台車      TR78形

タキ50000形50056の写真

【写真369】 タキ50000形50056 昭和49年3月4日 村田駅にて P:吉岡心平

この写真は吉岡写真CD−ROM第9巻に「P00519」として収録されています。


【第369週】070923R4BX3、071117R4B、131014諸元追加+R4C。