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タキ3700形3763 |
私有貨車 |
○ |
形式 |
番号 |
ページ |
●積荷 |
■入口 |
タキ3763は昭和43年8月汽車東京で、3760〜3763の4両ロットとして製作された。 本形式では初めての汽車製で、構造自体は耐食性ステンレス鋼製タンク体を用いた酢酸専用車として標準的なものだが、外観を支配する保温キセは汽車スタイルとなったため、例えて言えばタキ4200形の汽車製と良く似たものとなっている。 また本ロットは昭和51年10月、4両揃って荷役装置の改造を受けた。これは従来、積荷はマン |
ホールから積み込んでいたが、臭気が著しいため配管による荷役に変更したもの。改造では従来のS字管を撤去し、タンク上部に液出管の接続口を移設、液入管としても兼用できるようにした。 所有者はダイセルKK・常備駅は新井であった。社名は昭和55年1月にダイセル化学工業KKとなった。私有貨車による化成品輸送では、晩年まで続いていたものの一つとして貨車ファンにも親しまれたていたが、4両すべてが平成19年10月に廃車となった。 |
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■主要諸元 製造年 昭和43年8月 製造所 汽車東京 設計比重 1.05 タンク容積 28.6m3 ●上廻り タンク形態 直円筒(S1)ドーム付 |
タンク材質 ステンレス鋼(SUS316)製 タンク板厚 胴板6mm・鏡板8mm タンク直径 1,950mm タンク長さ 10,000mm 熱絶縁 グラスウール厚さ50mm 付帯設備 蒸気加熱管(ステンレス鋼製) ●荷役方式 |
荷役方式 上入れ上出し式 ●下廻り 台枠形式 平形 長さ 11,000mm 留置ブレーキ 両側 空気ブレーキ KD254×300 台車 TR41C |
【写真2120】 タキ3700形3763 昭和55年10月11日 安治川口駅にて P:吉岡心平