吉岡心平のマーク

ホキ7500形7508

私有貨車

 形式
索引

ホキ7300形
ホキ7600形

 番号
ロット表


ホキ7512

 ページ
索引

特別編1081
特別編1083

積荷
●構造

入口


 ホキ7508は昭和43年4月日車支店で、7508〜7510の3両ロットとして製作された。

 ホキ7500形はホキ5700形に縦型電動スクリューコンベアによる荷役装置を取り付け、駅頭でトラックに積替え可能とした形式である。素人考えでは最初からトラックで輸送すれば良いのに、と思ってしまうが、実際の運用例も同様で、特殊品種の少量輸送や、道路未整備地域の小規模輸送などに限られていた。
 このため編成での取り卸しは初めから考慮しておらず、ホキ5700形ではホッパ上部の前後に張

り出している渡り板は設置されていない。

 落成時の所有者は小野田セメントKK・常備駅は赤崎であった。馴染みのない常備駅だが、岩手開発鉄道の貨物駅で、岩手石橋からの石灰石列車の着駅として有名であった。常備駅は昭和44年11月に厚木、昭和45年7月に東藤原と移り、昭和59年10付に清水工業KKに移籍し猿岩駅の常備となった。面白いことに、常備駅はすべて私鉄(岩手開発→相模→三岐→西濃)だったことになる。南松本向けのドロマイト輸送に使用されていたが、平成12年度に廃車となった。


■主要諸元
製造年   昭和43年4月
製造所   日車支店
設計比重  1,17
ホッパ容積 34.2m3
●上廻り
ホッパ形態 箱形
ホッパ材質 普通鋼
ホッパ板厚 3.2mm
ホッパ幅   2,500mm
ホッパ長さ  8,946mm
●荷役方式
荷役方式  エアスライド式
   (縦型スクリューコンベアは撤去済)
●下廻り
台枠形式   平形
長さ       10,000mm
留置ブレーキ 手
空気ブレーキ KSD形積空
台車      TR41C

ホキ7500形7508の写真

【写真2082】 ホキ7500形7508 昭和61年12月28日 東港駅にて P:吉岡心平


【特別編1082】091004作成R4B。