吉岡心平のマーク

タキ3800形3810

私有貨車

 形式
索引

タキ3700形
タキ3850形

 番号
ロット表

タキ3806

 ページ
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特別編1051
特別編1053

積荷
●構造

入口


 タキ3810は昭和44年1月日車支店製で、3810〜3814の5両ロットの一員であった。同時に3804〜3809の6両が富士車両で製作されているが、タンク体は日車支店が下請けで製造したと言われている。

 日車製のカマボコ形の一員で、駅頭でのトラックへの移送用に縦型スクリューコンベアと回転樋装置を装備していた。動力源は床下に設置したガソ

リンエンジンで、写真で見える長方形の箱に納められている。

 所有者は宇部興産KK・常備駅は昭和町であった。常備駅は昭和44年10月に博多港、昭和46年5月宇部港と変わった。写真は芝浦に臨時常備されていた際のもので、本形式が東京の都心で見られた時代もあったのである。昭和54年5月に廃車となった。


●参考文献 吉岡心平「カマボコ形タンク車のすべて・私有貨車セミナー第31回」;RM149号(1996)


■主要諸元
製造年   昭和44年1月
製造所   日車支店
設計比重 1.1
タンク容積 31.8m3
●上廻り
タンク形態 カマボコ形
タンク材質 普通鋼
タンク厚さ 胴板・鏡板6mm
タンク直径 2,300mm
タンク長さ 9,600mm
●荷役方式
荷役方式 エアスライド式+縦形スクリ
       ューコンベア併用上部排出
●下廻り
台枠形式    中央部中梁省略形
長さ      10,700mm
BC間距離  7,400mm
留置ブレーキ 手
空気ブレーキ KE305形
走り装置   TR41C形

タキ3800形3810の写真

【写真2052】 タキ3800形3810 昭和52年11月6月 芝浦駅にて P:吉岡心平


【特別編1052】090728作成R4B、130911R4C。