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タキ10700形10748 |
私有貨車 |
○ |
形式 |
番号 |
ページ |
●積荷 |
■入口 |
個人的な好みで恐縮だが、タキ10748は小生が最も美しいと思うタンク車の一つである。 タキ10748は昭和51年川崎で宇部興産向に製作された。1ロット1両であった。 当時は保安対策が本格化した時期で、タンク空容積は従来車より拡大され、また本形式で初めてTR225台車を採用したロットとして記憶される。 |
本車の美しさは、タンク体の空容積増加と台枠緩衝長拡大で従来の短足感がなくなり、さらにドームレスで外側補強環を持つタンク体が複雑なS字管とあいまって、メカニックな魅力を醸し出しているように思うが如何だろうか。 所有者は宇部興産KK・常備駅は宇部港であった。越中島への希硝酸輸送に使用されていたが、他車より一足早く昭和62年3月に廃車となった。 |
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■主要諸元 製造年 昭和51年3月 製造所 川崎 設計比重 1.32 タンク容積 26.5m3 ●上廻り タンク形態 直円筒(S1)形ドームレス |
タンク材質 ステンレス鋼(SUS304L)タンク板厚 胴板6・鏡板8mm タンク直径 1,950mm タンク長さ 9,850mm ●荷役方式 荷役方式 上入れ上出し式S字管付 |
●下廻り 台枠形式 平形 長さ 10,900mm BC間距離 7,600mm 留置ブレーキ 両側 空気ブレーキ KSD180−254形積空 台車 TR225形 |
【写真2006】 タキ10700形10748 昭和54年1月1日 越中島駅にて P:吉岡心平