吉岡心平のマーク

タム3900形3900

私有貨車

 形式
索引

タム3850形
タム4000形

 番号
[ロット表]


タム3906

 ページ
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特別編989
特別編991

積荷
●構造

入口


 タム3900は昭和28年10月三菱で、3900〜3903の4両ロットの一員として製作された。

 本形式は15トン積カセイソーダ液専用車の中で、鉄肌タンク体に保温キセを組み合わせた形式である。
 所有者である鉄興社では、寒冷地にある工場の製品輸送用として、保温キセを装備した30トン積ボギータンク車であるタキ2800形を開発し、昭和28年6月に2800〜2803を、その3ケ月後には2804〜2809を製作した。

 本形式はこれを15トン積2軸車に適用したもので、タキ2804〜2809とは同期の間柄である。

 外観と構造はキセ付2軸タンク車として標準的なもので、外側に寄ったタンク受台は三菱の証だ。

 落成時の所有者はKK鉄興社・常備駅は酒田港であった。所有者は昭和50年5月に合併により東洋曹達工業KKとなり、昭和59年には東北東ソー化学KKとなった。長らく工場内に留置されていたが、平成17年7月に廃車となった。


タム3900形3900の写真

【写真1990】 タム3900形3900 昭和49年5月9日 新屋駅にて P:堀井純一

【堀井さんから貴重な写真を提供して頂きました】


【特別編990】090218作成R4B。