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タキ5750形5750 |
私有貨車 |
形式 |
番号 |
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ページ |
●積荷 |
■入口 |
タキ5750形は40トン積の濃硫酸/及び発煙硫酸の専用車で、昭和41〜50年に500両が製作された。後に廃車復活した二代目が一両出来たので、車歴上は501両在籍したことになる。 タキ5750は川崎製のプロトタイプ車で、昭和41年に製作されたが、車籍編入は汽車製より遅く昭和42年1月であった。 そのスタイルはタンク体の両端ぎりぎりに台車を |
配し、デッキが長く幅の狭い台枠を組み合わせた従来に類のないものだが、台枠が無意味に長く見えるのは、建設規定の1m当り重量制限を回避したためである。また発煙硫酸兼用車のため、タンク体の容積は21.5m3と一般より小さい。 所有者はKK大和商会・常備駅は新興であった。写真は日立駅仮常備で越中島に硫酸を輸送してきた際の姿である。昭和62年5月に廃車となった。 |
●参考文献 川崎製のタキ5750形 私有貨車セミナー第84回(RM203号) |
■主要諸元 製造年 昭和42年1月 製造所 川崎 ガス定数 1.86 タンク容積 21.5m3 ●上廻り タンク形態 直円筒(S1)形ドームレス |
タンク材質 耐候性高張力鋼 タンク板厚 胴板8・鏡板9mm タンク直径 1,850mm タンク長さ 8,510mm ●荷役方式 荷役方式 上入れ上出し式 |
●下廻り 台枠形式 側梁省略形 長さ 10,000mm BC間距離 7,000mm 留置ブレーキ 両側 空気ブレーキ KSD254−305×300 台車 TR41C |
【写真1975】 タキ5750形5750 昭和49年2月1日 越中島駅にてP:吉岡心平