吉岡心平のマーク

タム3200形3203

私有貨車

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索引

タム3100形
タム3250形

 番号
ロット表

タム3201

 ページ
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特別編962
特別編964

積荷
●構造

入口


 タム3203は昭和25年3月東洋レーヨン製で、3204との2両ロットであった。

 同じ15トン積ベンゾール専用車にタム3200形と3250形のある理由が不明なことは既に述べたが、ひとつの可能性として前者は戦災復旧車であるとの説がある。
 本車の場合、台枠長さ7,050mmと軸距3,900mmから見ると、有蓋車、それもワム23000

か50000の台枠を流用したように思えるのだ。

 落成時の所有者はタール製品取扱業協同組合・常備駅は西八幡であった。その後常備駅は、昭和28年4月東室蘭、昭和30年12月釜石、昭和37年3月飾磨、昭和47年10月上戸畑と全国をぐるりと一周し、昭和53年10月には生まれ故郷の西八幡に戻ったが、わずか一月後の同年11月に廃車となった。


■主要諸元
製造年   昭和25年12月
製造所   東洋レーヨン
設計比重  0.9
タンク容積  16.5m3
●上廻り
タンク形態 直円筒(S1)形ドーム付
タンク材質 普通鋼
タンク板厚 胴板9mm・鏡板12mm
タンク直径 1,850mm
タンク長さ  6,400mm

●荷役方式
荷役方式 上入れ下出し式
●下廻り
台枠形式   平形
長さ      7,050mm
軸距      3,900mm
留置ブレーキ 片側
空気ブレーキ KD180形
台車      リンク式→2段リンク式

タム3200形3203の写真

【写真1963】 タム3200形3203 昭和55年2月11日 越中島駅にて P:吉岡心平


【特別編963】081215作成R4B、131029R4C。