吉岡心平のマーク

タム3100形

私有貨車

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タム3050形
タム3200形

 番号
ロット表


 ページ
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●積荷
●構造

入口


 タム3100形は14トン積苦汁専用車で、昭和21年11月にタラ400形401の専用種別変更により誕生した。一形式一両であった。

 積荷の苦汁(ニガリ)は塩化マグネシウムの水溶液で、製塩の副産物として生産される。所有者の日軽金は敗戦により航空機市場を喪失し、製塩事業に手を染めていたので、余剰となったタンク車をそのまま副生物輸送に転用したのだろう。

 なお苦汁専用車としては、タム400形を改造したタ3000初代形3両があるが、これも日軽金の所有であった。

 改造時の所有者は日本軽金属KK・常備駅は三保であった。昭和35年3月に所有者は日軽化工KKになった。昭和38年2月に再びカセイソーダ液専用車となり、形式はタラ400形に戻ったが番号は402となっている。


タム3100形のロット表

ロット 番号 製造年 製造所 旧形式 旧番号 落成時の所有者
3100 S21不明 不明 タラ400形 401 日本軽金属KK

【暫定編12】081111作成R4B。