吉岡心平のマーク

タキ1500形15385

私有貨車

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▲タキ1450形
タキ1600初代形

 番号
[ロット表]

タキ15373
タキ15401

 ページ
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特別編963
特別編965

●積荷
●構造

入口


 タキ15385は昭和37年6月帝国車両製で、15376〜15391の16両ロットであった。

 帝国車両の石油系タンク車と言えば丸善の所有車が思い出されるが、本車もその一員である。
 設計比重0.9から判るように重油輸送用のタンク車で、同社製はおとなしい、言い換えればこれといった特徴の無い外観が特徴だが、本車もその好例である。
 唯一奇妙な点としては、写真からも判るように楕

円形の加熱管点検蓋を持つが、これは数少ない帝国製の識別点の一つであった。

 落成時の所有者は丸善海運KK・常備駅は名電築港であった。駅名は昭和41年4月に汐見町、社名は昭和41年10月丸善石油KKにそれぞれ変わった。昭和43年9月には日本石油輸送KKに移籍し、常備駅も下津に移動した。昭和60年12月には名古屋南港駅常備となったが、平成4年7月に廃車となった。


■主要諸元
製造年   昭和37年6月
製造所   帝国車両
設計比重 0.9
タンク容積  38.4m3
●上廻り
タンク形態 直円筒(S1)形ドーム付
タンク材質 普通鋼
タンク板厚 胴板8mm・鏡板12mm
タンク直径 2,050mm
タンク長さ 12,050mm
付帯設備 蒸気加熱管
●荷役方式
荷役方式 上入れ下出し式
●下廻り
台枠形式   平形
留置ブレーキ 手
空気ブレーキ KD254形
台車      TR41C形

タキ1500形15385の写真

【写真1964の1】 タキ1500形15385 昭和51年6月20日 塩浜操駅にて P:吉岡心平

【写真1964の2】 タキ1500形15390の点検蓋 P:木村俊仁

【木村さんに貴重な写真を提供して頂きました】

楕円形の点検蓋のアップ、このロットは加熱管側に蓋がある。


【特別編964】081217作成R4B、090118写真1964の2追加、140217R4C。