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タキ14700形14700 |
私有貨車 |
形式 |
番号 |
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ページ |
●積荷 |
■入口 |
タキ14700は本形式のトップナンバーとして昭和44年2月日車本店で製作された。一形式一両であった。 液化酸化エチレン輸送用の私有貨車としては、本形式が第一号だが、これ以前に20トン積タサが計画されたことがある。 外観はタキ10150形塩化ビニル専用車とほぼ同サイズで、雰囲気も良く似ているが、タンク直径は50mm太く、全体にやや大型である。 |
いっぽう構造面では高圧ガスタンク車では初めてタンク材質としてステンレス鋼を用いた点に特徴がある。またタンク周囲に設置した断熱材には、保冷性能の優れたウレタンを用いている。 落成時の所有者は三井物産KK・常備駅は桜島であった。昭和45年11月に前川に移動し、三井石化からの出荷輸送用となった。昭和53年10月には常備駅はそのままで石油荷役KKに移籍した。落成から18年後の昭和62年10月に廃車となった。 |
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■主要諸元 製造年 昭和44年2月 製造所 日車本店 ガス定数 1.3 タンク容積 39.3m3 ●上廻り タンク形態 直円胴(S1)形 |
タンク材質 ステンレス鋼 タンク板厚 胴板11mm・鏡板12mm タンク直径 2,000mm タンク長さ 12,870mm 断熱材 ウレタン厚さ75mm ●荷役方式 荷役方式 マンホール弁式 |
●下廻り 台枠形式 平形 長さ 13,240mm BC間距離 9,940mm 留置ブレーキ 両側 空気ブレーキ KE305 台車 TR41C |
【写真1943】 タキ14700形14700 昭和56年12月5日 東港駅にて P:吉岡心平