タキ14600形14600 |
私有貨車 |
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形式 |
番号 |
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●積荷 |
■入口 |
35系標準タンク車の設計は、多数の化成品タンク車に適用された。ところがその影に隠れた珍車も少数存在する。今回紹介するのもその一例で、35系時代に製作された「最後の10系タンク車?」である。 タキ14600形は35トン積魚油専用車で、昭和44年2月汽車東京で製作され、一形式一両であった。 外観・構造は一言で言って、タキ3000形のスタイルに、35系の材質と10系の台枠を組み合わせた、奇妙な折衷タイプであった。 |
50mm・長さ12,100mmと、タキ1500形と同一である。ドームは小判型でなく、通常の円形だ。缶体補強環が外側になったのは何故だろうか。タンク受台は帯金方式だが、汽車製のタキ5750形のように、台枠と一体の作りとなっていた。 所有者は理研ビタミン油KK・常備駅は南稚内であった。昭和55年1月、所有者名から「油」が取れ、理研ビタミンKKとなった。本州で見た人もいるようだが、大半は北海道内で、魚油やソリュブルなどの輸送に使用されていたようである。昭和60年8月に廃車となった。 |
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●同一専用種別 タキ8800形8804 昭和36年造機製で2室構造の車両。 |
■主要諸元 製造年 昭和44年6月 製造所 汽車東京 設計比重 0.9 タンク容積 38.9m3 ●上廻り タンク形態 直円筒(S1)形ドーム付 |
タンク材質 耐候性高張力鋼 タンク板厚 胴板6・鏡板8mm タンク直径 2,050mm タンク長さ 12,100mm ●荷役方式 荷役方式 上入れ下出し式 |
●下廻り 台枠形式 10系 長さ 12,500mm BC間距離 9,200mm 留置ブレーキ 両側 空気ブレーキ KSD203−254形積空 台車 TR41C形 |
【写真1429】 タキ14600形14600 P:吉岡心平所蔵