タキ35000形36069 |
私有貨車 |
形式 |
番号 |
ページ |
●積荷 |
■入口 |
ガソリンを運ばないガソリン専用車、それが豊年製油のタキ35000形である。 同社は食用油を採取した糟の大豆を有効利用すべく接着剤事業に乗り出し、「尿素樹脂接着剤」専用タンク車であるタム8900・タキ3850・4650の各形式を製作したが、ある時閃いたのが専用車を特注するより、量産されているガソリン専用車を臨専で代用した方が、新製コストが安くなるという秘策であった。 |
こうして同社は35594,595,874,875,36068,069,078,079の4ロット8両を昭和43〜47年に川崎・富士重で製作したのである。 36069は36068と共に昭和46年4月川崎製である。外観的には通常のロットから特に変わった点は見られない。 所有者は豊年製油KK・常備駅は清水であった。昭和62年4月に廃車となった。 |
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■主要諸元 製造年 昭和46年4月 製造所 川崎 設計比重 0.73 タンク容積 47.9m3 タンク形態 異径胴(C3形)ドームレス ●上廻り |
タンク材質 耐候性高張力鋼 タンク板厚 胴板6・鏡板8mm タンク両端直径 2,050mm タンク中央直径 2,500mm タンク長さ 11,186mm ●荷役方式 荷役方式 上入れ下出し式 |
●下廻り 台枠形式 35系標準 台枠長さ 11,820mm BC間距離 8,820mm 留置ブレーキ 手 空気ブレーキ KSD203−254形積空 台車 TR41C形 |
【写真1883】 タキ35000形36069 昭和59年1月2日 下関駅にて P:吉岡心平