吉岡心平のマーク

タキ5000形5000

私有貨車

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タキ4950形
タキ5050形

 番号
ロット表


タキ5004

 ページ
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特別編881
特別編883

積荷
●構造

入口


 タキ5000形は30トン積塩酸専用車で、昭和30〜46年に41ロット62両が製作された。塩酸タンク車は味タムを筆頭として輸送単位が小さいものが好まれたため、他の積荷と比較して相対的にタキの比率が少ない傾向が見られる。

 タキ5000は昭和30年3月三菱製で、5002までの3両ロットとして誕生した。当時の三菱は化成品タンク車の分野では意欲的存在で、濃硝酸・希

硝酸・塩酸の30トン車、そして液化塩素タンク車やカセイソーダのゴムライニング車は同社が第一号を製作したことは心に留めておくべきだろう。

 落成時の所有者はKK鉄興社・常備駅は酒田港であった。昭和35年1月から昭和45年6月の間は岩瀬浜駅常備となった。昭和50年5月の合併で東洋曹達工業KKとなったが、本車はその4ケ月後の昭和50年9月に廃車となった。


■主要諸元
製造年   昭和30年3月
製造所   三菱
設計比重  1.2
タンク容積 25.5m3
タンク形態 直円筒(S1)形ドーム付
●上廻り
タンク材質 普通鋼
タンク板厚 胴板9mm・鏡板12mm
タンク内面 ゴムライニング厚さ6mm
タンク直径 1,870mm
タンク長さ  9,600mm
●荷役方式
荷役方式 上入れ上出し式
●下廻り
台枠形式   平形
台枠長さ   10,300mm
BC間距離  7,000mm
留置ブレーキ 手
空気ブレーキ KD254形
台車      TR41C形

タキ5000形5000の写真

【写真1882】 タキ5000形5000 昭和47年7月18日 二本木駅にて P:堀井純一

【堀井さんから貴重な写真を提供して頂きました】


【特別編882】080513作成R4B。