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タキ750形750 |
私有貨車 |
形式 |
番号 |
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ページ |
●積荷 |
■入口 |
タキ750形は35トン積プロピオン酸専用タンク車で、タキ750ただ一両が昭和39年10月三菱で製作された。一形式一両であった。 外観・構造はタキ3700形酢酸専用車のキセを省いたものと言って良く、耐食のため、モリブデンを含有したSUS316をタンク体に用いた点も同様だが、設計比重がやや低いため、タンク容積が僅かに大きい。 |
落成時の所有者は大日本化成KK・常備駅は大竹であった。同社は大日本セルロイドKKが石油化学に進出するため作った会社だったが、昭和43年6月に親会社に吸収されたため、本車も昭和44年1月ダイセルKK所有となった。常備駅は昭和49年6月に新井、社名は昭和55年1月にダイセル化学工業KKと変わり、つい最近まで大竹から新井へのプロピオン酸輸送に充当されていたが、平成19年10月に廃車となった。 |
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■主要諸元 製造年 昭和39年10月 製造所 三菱 設計比重 0.992 タンク容積 30.5m3 タンク形態 直円筒(S1)形ドーム付 |
●上廻り タンク材質 ステンレス鋼(SUS316) タンク板厚 胴板6mm・鏡板8mm タンク直径 1,900mm タンク長さ 11,010mm ●荷役方式 荷役方式 上入れ上出し式(S字管付) |
●下廻り 台枠形式 平形 台枠長さ 11,800mm BC間距離 8,500mm 留置ブレーキ 手 空気ブレーキ KD254形 台車 TR41C形 |
【写真1884】 タキ750形750 昭和59年1月2日 大竹駅にて P:吉岡心平