吉岡心平のマーク

タム9400形9406

私有貨車

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タム9300形
タム9500形

 番号
ロット表

タム9403

 ページ
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特別編853
特別編855

積荷
●構造

入口


 タム9400形塩酸タンク車に9405〜9409があった事を知る人は少ない。何故なら統計から漏れたため、両数表に現れなかったからだ。

 タム9406はタム9800形9801の改造車である。改造時期・場所は不明だが、写真から見ると昭和61年頃に改造されたものと思われる。

 設計比重を1.11から1.18に変更したため、タンク容積も13.5から12.8mに読み替えた。

 外観・構造はタム9800時代のままで、内面をゴムライニングしたF2タイプタンク体もそのまま使用したが、アミノ酸時代は許可されていたタンク底部の掃除口は、塩酸では禁止されていたため密閉された。

 所有者は日本陸運産業KK・常備駅は北袖であった。南延岡から宮浦への塩酸輸送に使用されていたが、活躍は短期間だったようで、昭和63年4月に5両まとめて廃車となった。


タム9400形9406の写真

【写真1854】 タム9400形9406 昭和62年5月17日 宮浦駅にて P:吉岡心平

種車から受け継いだタンク体はF2タイプ異径胴で、中央部が僅かに太い。


【特別編854】080301作成R4B。