タキ11500形11503 |
私有貨車 |
形式 |
番号 |
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ページ |
●積荷 |
■入口 |
初期のタキ11500形は、まだ圧送式荷役に対する設計が固まっていなかったこともあり、ロット毎にさまざまな設計手法が見られ興味深い。 タキ11503は昭和43年6月日車支店製で、タキ11500〜11503の4両ロットの一員である。 設計比重は1.04・タンク容積は38.5m3であった。 タンク体はタキ43000形と同じF3形異径胴の中央部を極端に短くしたF3cs形を採用し、材質は耐候性高張力鋼、板厚は軽量化のため胴・鏡板ともに4.5mmであった。タンク寸法は両端直径2,050mm・中央直径2,630mm、そして長さ9,420mmであった。 |
荷役装置はエアスライド併用の圧送式で、車端部には空気抜管が設置されている。積込口は2,550mm間隔で3個配置され、その間には小型の空気抜口が配置されていた。なお使用実績に合わせて昭和44年6月に改造を受けている。 所有者は富士セメントKK・常備駅は東室蘭であった。社名は親会社の合併により、昭和45年10月日鉄セメントKKとなった。東札幌にあったストックポイントへの輸送などに活躍していたが、ヤード系輸送廃止の影響を受けて、昭和59年12月に廃車となった。 |
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【写真1835】 タキ11500形11503 P:吉岡心平所蔵