吉岡心平のマーク

タキ19000形19045

私有貨車

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タキ18900形
タキ19500形

 番号
ロット表

タキ19001
タキ19094

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特別編809
特別編811

積荷
●構造

入口


 タキ19000形と言えば日立製タキ1900形と言った位置付けで、大阪セメントと電気化学が大半を占めるが、2ロット6両と僅かだが日立セメントの所有車があった。今回はこれを取り上げる。

 タキ19045は昭和43年9月日立で19045〜19048の4両ロットとして製作された。同社初のタキ19000形であった。

 設計比重は1.2・タンク容積は33.3mで、標準値の1.25より低比重だが、タンク体は他社向けと同一寸法である。
 タンク体は本形式の特徴である耐候性高張力鋼

と普通鋼の混用で、周囲にある4本の缶体補強環が目立つ。タンク寸法は両端直径2,100mm・長さ9,100mmであった。
 台枠は中梁省略形で、長さ10,000mm・BC間距離6,700mmは40トン車として「お約束」の値である。ブレーキはKSD形積空+手、台車はTR41Cであった。

 所有者は日立セメントKK・常備駅は日立であった。写真は水江町にあったストックポイントにセメントを輸送中の姿である。平成に入り、一時期三ヶ尻駅常備に変わったが平成10年4月日立に戻った。平成15年度に廃車となった。


タキ19000形19045の写真

【写真1810】 タキ19000形19045 昭和53年11月 塩浜操駅にて P:吉岡心平


【特別編810】070919作成R4BX3、071111R4B。