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タキ11300形11301 |
私有貨車 |
形式 |
番号 |
▲タキ11300 |
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■入口 |
私有貨車研究の醍醐味に、同一形式でのスタイル違いの存在がある。今回はその極端な例として、同時期に二社で競作された2両が全く異なる外観となった例を取り上げよう。 タキ11300形は35トン積リン酸専用車で、昭和43年8月に2両製作された。タキ11300は川崎で、そして今回紹介する11301は汽車東京で製作された。 外観・構造は当時量産されていたタキ5750形をベースとしたものだが、タンク体をドーム付にしたため、印象は大きく変わった。 |
タンク体はステンレス鋼製で、タキ11300号車と異なりフランジ構造で背の高いドームを持ち、タンク寸法は直径1,850mm・長さ8,400mmと、ドームの分だけ11300より短い。補強環はタンク外側に設置されていた。 落成時の所有者は日本化学工業KK・常備駅は郡山であった。晩年は半田埠頭を基地に運用され、写真は当時のものだが、平成9年2月に2両揃って廃車となった。 |
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【写真1809】 タキ11300形11301 平成元年1月15日 半田埠頭駅にて P:吉岡心平
是非ともタキ11300号車と見比べて頂きたい。