吉岡心平のマーク

タ600形857

私有貨車

 形式
索引

タ580形
タ900形

 番号
[ロット表]

タ856
タ863

 ページ
索引

特別編807
特別編809

●積荷
構造

入口


 今回はタ600形のうち、初めて溶接タンク体を採用したロットを取り上げる。

 タ857は858と一緒に昭和9年3月汽車会社で製作された。落成当時は重油専用で、荷重は10トンであった。

 実は本車の外観と構造は弊サイトで既出のタ863とそっくりだ。正しくはこちらが兄貴で、タ863の方が弟分と言う訳なのだが(笑)。

 タ863が晩年の姿なのに対し、こちらは落成から間もない時点と思われ、両者を比較するとタ863の台枠や担いバネ上の駒に見える補強リブは、後天的に追加されたように思われる。

 落成時の所有者は三菱商事KK・常備駅は函館であった。昭和16〜23年は共販会社所有となり、戦後は三菱石油KK所有・扇町駅常備となった。昭和30年2月に手宮駅に移り、雄別埠頭への移動を経て昭和45年2月に廃車となった。


タ600形857の写真

【写真1808】 タ600形857 P:吉岡心平所蔵


【特別編808】070906作成R4BX3。