吉岡心平のマーク

ホキ10000形10052

私有貨車

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ホキ9800形
ホキ34200形

 番号
ロット表


ホキ10254

 ページ
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特別編802
特別編804

●積荷
構造

入口


 オイルショックにより石油価格が高騰したため、セメントの焼成燃料を重油から石炭に転換すべく開発された石炭専用車がホキ10000形である。
 出現当時は何故石炭車としなかったのか、ホッパ車の10000番台は国鉄所有車の筈ではないのかと、いろいろ取り沙汰されたものだ。

 ホキ10052は昭和55年7月日車製で、ホキ10000〜10154の155両からなるロットの一員であった。なおこの数字は、私有貨車のロット当り両数の最大値ではないかと思われる。

 外観・構造は従来の石炭車とは一変し、海外向け石炭車に良く似た底開き構造となった。
 なお底扉は長手方向に配置されているが、これは秩父鉄道で古くから使用されていたヲキの構造を踏襲したためである。

 落成時の所有者は秩父セメントKK・常備駅は武州原谷であった。会社名は合併により秩父小野田を経て太平洋セメントKKに変わった。
 写真は落成直後の写真で、豊洲の石炭埠頭から運用されていた時代のものである。


ホキ10000形のロット表

ロット 番号 製造年 製造所 落成時の所有者
10000〜10154 S5507〜5601 日車 秩父セメントKK
10155〜10250 S5604〜5511 川崎 秩父セメントKK
10250〜10271 S5601 富士重 電気化学工業KK

ホキ10000形10052の写真

【写真1803】 ホキ10000形10052 昭和55年10月5日 越中島駅にて P:吉岡心平


【特別編803】070818作成R4BX3、090428ロット表R3追加、140114R4C。