吉岡心平のマーク

タム2400形2406

私有貨車

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タム2300形
タム3000形

 番号
ロット表

タム2403

 ページ
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特別編803
特別編805

積荷
●構造

入口


 ちよっと古いタンク車ファンなら、電気化学の酢酸タキをよくご存知だろう。今回はこのプロトタイプとなったタムを取り上げる。

 タム2406は昭和39年12月富士重製で、一ロット一両であった。
 電化の酢酸専用車の系譜を紐解くと、昭和30年日立製のタム2405がその第一号である。本車はその増備として9年後に製作された第二号車で、同時に20トン車のタサ5200形5202,5203も製作された。翌年の増備はタキ3700形に移行し、昭和44年までに20両が登場している。

 外観・構造はタキ3700形30トン車の兄貴分だけに、一見するとそれを半分にしたように見える。ドーム廻りの作りもそっくりだ。
 下廻りは大型の二軸車で、走り装置は最初から2段リンク式であった。

 落成時の所有者は電気化学工業KK・常備駅は青海であった。昭和44年8月に常備駅は京葉臨海鉄道の玉前に変わった。
 その後、チッソKKに譲渡され水俣駅常備となった。写真はこの時代のものである。昭和59年10月に廃車となった。


タム2400形2406の写真

【写真1804】 タム2400形2406 P:遠藤文雄

【遠藤さんから貴重な写真を提供して頂きました】


【特別編804】070822作成R4BX3、080115R4B。