吉岡心平のマーク

タキ5750形75765

私有貨車

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タキ5700形
タキ5800形

 番号
解説

タキ65797
タキ75771

 ページ
索引

特別編779
特別編781

積荷
●構造

入口


 汽車会社製のタキ5750形はタンク体が細いことで有名だが、初期製作分はタンク材質を胴板は耐候性高張力鋼、鏡板は普通鋼と使い分けていた。その後、耐候性高張力鋼の普及により、鏡板も同材質に統一したが、今回は統一タイプの初ロットを紹介しよう。

 タキ75765は昭和43年12月汽車東京で、タキ75765〜75769の5両ロットとして製作された。

 設計比重は1.84と濃硫酸専用のため低目で、タンク容積は21.7mであった。

 タンク体は前述のように耐候性高張力鋼製で、板厚も胴板8mm・鏡板9mmと標準的な値となった。タンク寸法は汽車製の特徴を受け継ぎ、直径1,850mm・長さ9,370mmであった。なお、相変わらず帯金方式の受台を用いている。
 台枠は汽車特有のハット形中梁を用いた軽量台枠で、寸法は長さ10,000mm・BC間距離6,700mm、ブレーキはKSD254−305×200形積空+両側、台車はTR41Cであった。

 所有者は日新興業KK・常備駅は八森であった。平成13年12月に廃車となった。


■主要諸元
製造年   昭和43年12月
製造所   汽車東京
設計比重   1.84
タンク容積 21.7m3
タンク形態 直円筒(S1)形ドームレス
●上廻り
タンク材質 耐候性高張力鋼
タンク板厚 胴板8mm・鏡板9mm
タンク直径 1,750mm
タンク長さ  9,370mm
●荷役方式
荷役方式  上入れ上出し式
●下廻り
台枠形式   側梁省略幅狭形
台枠長さ    10,000mm
留置ブレーキ 両側
空気ブレーキ KSD254−305形積空
台車      TR41C

タキ5750形75765の写真

【写真1780】 タキ5750形75765 昭和54年1月6日 国鉄郡山工場にて P:吉岡心平


【特別編780】070512作成R4A、071231R4A2、080625R4BY、091115R4B+諸元追加、131021R4C。