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タキ5750形65797

私有貨車

 形式
索引

タキ5700形
タキ5800形

 番号
解説

タキ65774
タキ75765

 ページ
索引

特別編758
特別編760

積荷
●構造

入口


 日立製作所はタキ5750形濃硫酸専用車を5ロット42両製作したが、もともと日本鉱業の子会社だったため、その繋がりから39両は日本鉱業向けであった。今回紹介する車両はその中でも最多両数を誇るロットである。

 タキ65797は昭和43年12月日立製で、同月にタキ65778〜65799,75750の23両が製作された中の一両である。

 濃硫酸専用車のため設計比重は1.81と低く、このためタンク容積は22.0mで、同形式としては大きい方となった。

 タンク体は直径は1,850mm・長さは8,710mmで、本形式としては標準的な構造である。
 台枠は幅が1,640mmと狭く枕梁間の側梁を省略した川崎製に似たものだが、枕梁〜端梁間に残された側梁は同社製のようにアングル材とせず、従来通りチャンネルを使用している。台枠長さ10,000mm・BC間距離7,000mmは川崎製と同一で、ブレーキはKSD254−305形積空+両側、台車はTR41Cであった。

 落成時の所有者は日本鉱業KK・常備駅は敦賀であった。平成5年4月に社名は日鉱金属KKとなり、平成8年1月に廃車となった。


■主要諸元
製造年   昭和43年12月
製造所   日立
設計比重   1.81
タンク容積 22.0m3
タンク形態 直円筒(S1)形ドームレス
●上廻り
タンク材質 耐候性高張力鋼
タンク板厚 胴板8mm・鏡板9mm
タンク直径 1,850mm
タンク長さ  8,710mm
●荷役方式
荷役方式  上入れ上出し式
●下廻り
台枠形式   側梁省略幅狭形
台枠長さ    10,000mm
留置ブレーキ 両側
空気ブレーキ KSD254−305形積空
台車      TR41C

タキ5750形65797の写真

【写真1759】 タキ5750形65797 昭和60年9月8日 新興駅にて P:吉岡心平


【特別編759】070313作成R4A、140110R4C。