吉岡心平のマーク

タサ500形525

私有貨車

 形式
索引

▲タサ400形
タサ600形

 番号
[ロット表]


タサ534

 ページ
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特別編1115
特別編1117

積荷
●構造

入口


 タサ525は526と共に昭和4年6月新潟で製作された。

 本形式はタサ500形となってから製作されたものとしてはタサ523,524に続くニロット目で、昭和3年に製作されたア27570M44(昭和3年改番後のタラ1形)形と外観・構造は同一であったが、専用種別は当時の揮発油以外の石油積載を意味する「種別なし」であった。

 写真は戦後更新修繕を受けた後の姿を示し、一枚物のタンク踏板と梯子や社紋・社名板はこの時

期に追加されたものである。たものと思われる。原油輸送に使用されていたため、加熱管は設置されていない。

 落成時の所有者は中野興業KK・常備駅は新津であった。戦前は原油の産地を転々とし、戦争中の国産原油採掘の一元化による帝国石油KKへの移籍をへて、同社の輸送部門である共同企業KKに移籍した。同社は日本石油輸送KKの前身であり、戦後も八森・秋田港に常備され原油輸送に活躍したが、ヨンサントウで不適格車となり昭和43年9月に廃車となった。


タサ500形525の写真

【写真2116】 タサ500形525 昭和43年8月17日 P:堀井純一

【堀井さんから貴重な写真を提供して頂きました】


【特別編1116】091230作成R4B。