吉岡心平のマーク

タキ1000形1066

私有貨車

 形式
索引

タキ950形
タキ1100形

 番号
[ロット表]

タキ1059

 ページ
索引

特別編757
特別編759

積荷
●構造

入口


 タキ1000形は25トン積石油類専用車で、大型車の増備で余剰化したタサ1700形ガソリン専用車の活用策として同形式から改造された。改造点は蒸気加熱管の追加だが、稀に保温用のキセも併せて設置した車両があった。今回はその中の一両を紹介しよう。

 タキ1066は昭和39年2月にタサ1700形2801から改造された。種車は昭和27年3月飯野製で、タサ2800〜2814の15両ロットの一員である。改造メーカーは不明であった。

 タンク体は種車のものを利用し、普通鋼製で直径は1,960mm・長さは9,524mmであった。改造時にタンク内部に蒸気加熱管装置、周囲には保温キセが追加された。
 下廻りも種車のままで、台枠は平形で長さ10,500mm・BC間距離7,000mm、ブレーキはKD254形空気+手、台車はTR41Cであった。

 改造時の所有者はモービル石油KKで、常備駅は清水から昭和40年6月浜安善、昭和41年12月臨港と移動し、昭和55年9月に廃車となった。


タキ1000形1066の写真

【写真1758】 タキ1000形1066 昭和50年11月23日 臨港駅にて P:堀井純一

【堀井さんから貴重な写真を提供して頂きました】


【特別編758】070310作成R4A、071228R4A2、081118R4BY、131010R4C。