吉岡心平のマーク

タキ5750形105799

私有貨車

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タキ5700形
タキ5800形

 番号
解説

タキ105774
タキ115774

 ページ
索引

特別編753
特別編755

積荷
●構造

入口


 タキ5750形の準保安対策車と言えば川崎製が有名だか、数は少ないものの富士重製もあり、特有のスタイルで人気があった。

 タキ105799は昭和49年9月富士重で製作された。タキ105797・・・115756の10両からなるロットであった。

 設計比重は発煙硫酸兼用車のため1.86と大きく、タンク容積は21.5mと小さい。
 タンク体は耐候性高張力鋼製で、寸法は直径1,850mm・長さ8,510mmと発煙硫酸兼用車の標準値であった。タンク踏板と手摺は保安対策

のため強化形とされ、後のタキ29300形はこれを踏襲している。
 台枠は本形式独特の軽量側梁省略形で、長さは10,000mm・BC間距離6,700mmであった。保安対策のため端梁はアンチクライマー形に変更され、デッキ手摺も強化された。ジャッキ受も新型となっている。ブレーキはKSD180−254形積空+手、台車はTR41Eであった。

 落成時の所有者は安宅産業KK・常備駅は東室蘭であった。吸収合併により社名は昭和52年10月に伊藤忠商事KKに変わった。車歴上は平成17年度末では現存しているようだ


タキ5750形105799の写真

【写真1754】 タキ5750形105799 昭和56年7月29日 国鉄輪西職場にて P:吉岡心平