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タキ50形90 |
私有貨車 |
形式 |
番号 |
▲タキ74 |
ページ |
●積荷 |
■入口 |
今回のリクエストはタキ50形88だが、残念ながら良い写真が無い。そこで同一ロットのうち、タキ50形で最後まで生存していたタキ90を紹介しよう。 タキ50形を語る際、触れておかねばならないのは欠番の存在だ。小生が貨車の道に踏み込んだ昭和40年代後半、タキ50形の生存車は70〜76、88〜97と限られていた。タキ69までの欠番が、昭和17年にタキ600形アルコール専用車に改造されたため発生したこと、77〜87の欠番は戦時中に計画車両が原因だったこと、等が解明できたのはつい最近のことだ。 |
タキ90は昭和22年2月に新潟で製作された88〜97の一員で、戦時中に準備した資材を流用したものと言われる。計画に終わったタキ87の続番となったが、実際はこれらになる筈の資材が使われていたのかもしれない。このせいか外観・構造はタキ77〜87として計画された図面と酷似している。 所有者は石油配給KK・常備駅は隅田川だったが、昭和25年には日本石油KKに異動し、常備駅も下松を経て昭和30年代中頃には安治川口に移った。同駅の名物として向日町などに運用されていたが、昭和56年3月に廃車となっている。 |
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【特別編89】010807作成、011003リンク追加、011016写真89の2を追加、020713リンク追加、040201R4、 |
【写真1089の1】 タキ50形90 昭和51年3月17日 安治川口駅にて P:吉岡心平
【写真1089の2】 タキ50形93 昭和49年12月22日 汐見町駅にて P:吉岡心平
こちらは汐見町の主だったタキ93。昭和51年10月に廃車された。