吉岡心平のマーク

タキ10形

私有貨車

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タキ1形
タキ50形

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ロット表


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暫定編2
暫定編4

積荷
●構造

入口


 タキ10形10は28トン積石油類専用車で、昭和28年飯野でタサ700形730から改造された。種車は昭和9年10月新潟製の20トン積ガソリン専用車で、一形式一両であった。

 一時期タサ1700形20トン積ガソリン専用車をタキ1000形25トン積石油類専用車に改造することが流行したが、本形式は、これをタサ700形に拡大した例である。

 改造ではタンク内部に加熱管、鏡板に点検蓋を追加した。タキ1000形とならなかったのは、種車のタンク容積に余裕があったため、荷重を28トンとしたためである。

 タンク体は普通鋼製を全溶接で組立てたもので、板厚は胴板10mm・鏡板13mmと戦後製より厚い。タンク寸法は直径2,050mm・長さ8,626mmであった。
 台枠は通常の平型で、側梁は150mmチャンネルを通常とは逆向きに使用し、長さは8,900mm・BC間距離は5,900mmであった。ブレーキは片側+KC型空気、台車は新潟独自設計の軸距1,720mmの菱枠台車であった。

 所有者は三菱石油KK・常備駅は扇町であった。常備駅は昭和29年9月鷹取、昭和36年5月水島港、昭和37年7月西埠頭と変遷し、昭和41年11月に廃車となった。


【暫定編3】061104作成R4A、080128R4A2、090810ロット表R3追加+R4BY。


タキ10形のロット表

ロット 番号 製造年 製造所 形式 番号 落成時の所有者
10 S2801 飯野▲ タサ700 730 三菱石油KK