吉岡心平のマーク

タサ4500形4502

私有貨車

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タサ4400形
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解説


タサ4503

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特別編725
特別編727

積荷
●構造

入口


 今回は、我国初の酢酸ビニル専用車を取り上げる。

 タサ4502は昭和32年9月日立製で、4500〜4502の3両ロットである。掲題のように酢ビタンク車の第一号であった。

 設計比重は0.934・タンク容積は22.5m3であった。
 タンク材質はステンレス鋼、板厚は胴板6mm・鏡板8mmと標準的な値で、寸法は直径1,730mm・長さ9,880mmであった。周囲には保冷用

のキセがある。ドーム頂部が異様に丸いのは、キセがここにも施されているためだ。
 荷役方式は空圧による上出し方式だがS字管はなく、写真ではドームの前後に締切弁と配管が見える。
 台枠は平形で、長さは10,800mm・BC間距離は7,500mmであった。ブレーキはKD254形空気+手、台車はTR41Cであった。

 所有者は電気化学工業KK・常備駅は青海であった。昭和56年12月に京葉臨海の玉前駅に移動した。昭和62年1月に3両揃って廃車となった。


【特別編726】061205作成R4A+ロット表を特別編6から移動、070621R4A2、070914ロット表R3、081110R4BY、
091030ロット表R3を形式編42に移動。

タサ4500形4502の写真

【写真1726】 タサ4500形4502 昭和44年3月6日 王子駅にて P:堀井純一

【堀井さんから貴重な写真を提供して頂きました】