吉岡心平のマーク

タキ20350形20350

私有貨車

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タキ20300形
タキ20400形

 番号
ロット表

専変前
▼タキ20353

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特別編804
特別編806

●積荷
●構造

入口


 今回はタキ20350形のうち、専用種別変更を受けたグループを取り上げる。

 タキ20350形は35トン積ブチルアルデヒド専用車として昭和55〜57年にかけて3ロット5両が日車で製作された。

 その後、平成9年5月にタキ20350〜20352の3両が、アセトアルデヒドシアンヒドリン専用に種別変更された。積荷は乳酸誘導体の合成原料で、別名ラクトニトリルと呼ばれる有毒液体で、他にもタキ4850・6900・26000などの各形式の臨時専用種別変更により輸送していたものを、余剰化していたブチルアルデヒド専用車を転用し

て代替した。荷重は35トンのままだが、同時にタキ2050形25トン車も同様に転用された。

 写真のタキ20350は昭和55年4月日車製で、珍しいキセなし38系の化成品専用車の一員である。日石輸送所有でタキ20350〜20352の3両ロットで、後に製作された日陸のタキ20353以降が黒塗だったのと異なり、銀色に輝くステンレス地肌のタンク体が特徴であった。

 所有者は日本石油輸送KK・常備駅は郡山であった。運用区間は東水島〜宮下間で、コンテナに置換えせれ運用離脱した現時点でも、いずこかで健在と思われる。


タキ20350形20350の写真

【写真1805】 タキ20350形20350 平成6年12月30日 名古屋南港駅にて P:吉岡心平


【特別編805】070829作成R4BX3、080102R4B。