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シキ610形611B2 |
私有貨車 |
形式 |
番号 |
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●積荷 |
■入口 |
天野さんのリクエストにより、シキ610形のB2タイプを取り上げる。 シキ610形は3−3−3−3軸複式吊掛式大物車で、昭和37〜51年に5両が日車で製作された。吊掛式では、積荷である変圧器を車体の一部とするが、結合部のヒンジ形状により、吊掛梁の形状には東芝・日立・富士電機系のB1梁と三菱系のB2梁の2種類があった。 シキ611は昭和46年6月製で、初の物流会社所有大物車として製作された。従来は重電メーカー毎にまちまちだった大物車を、標準化する端緒となった車両である。 |
235トンであった。写真はB2梁を装備した姿で、シキ610形で三菱タイプの梁を装備したのは本車が初めてであった。 所有者は日本通運KK・常備駅は新芝浦であった。その後、車体側の611は、常備駅は昭和57年2月に末広町、昭和61年3月に小山へと異動した。一方、荷受梁を引き継いだ612は、半年後の48年7月に今度はB1梁が追加された。昭和53年6月には三菱電機の赤穂工場新設により西浜信号場に移動したが、昭和51年にシキ614が増備されたため余剰となり、昭和62年1月に惜しくも廃車となった。 |
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【写真1386】 シキ610形611B2 P:吉岡心平所蔵