吉岡心平のマーク

ホキ3500形3720

私有貨車

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ホキ3100形
▼ホキ4050形

 番号
[ロット表]

ホキ3623
ホキ3753

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特別編678
特別編680

積荷
●構造

入口


 ホキ4100形は昭和38年のホッパ車改番でホキ3100形となった35トン積セメント専用車だが、初代と二代が存在したことを知る人は少ない。今回は、このうち初代だった車両を紹介する。

 問題のホキ4100初代形は、昭和34年3月日立で4100〜4103(いずれも初代)の4両ロットとして製作された。
 昭和34年3月と言えば、タキ7300形セメントタンク車の第一号車が車籍編入された月である。同形式はセメント初の35トン車で、本形式はこれに対抗して誕生したように思われる。

 写真のホキ3720は、ホキ4101初代がホキ1125初代を経て、ホキ3500形に改番された後の姿である。

 ホキ4100初代の落成当時の諸元は残念ながら不詳だが、写真から見る限り当時量産されていたホキ1初代形と全く同一である。どうも車体はそのままで比重見直しによる荷重増を図ったようだが、結局無理は出来なかったと見えて、登場から半年後の昭和34年10月に30トンに減トンの上、ホキ1初代形1124〜1127(いずれも初代)に改番された。その後、昭和38年の改番ではホキ3719〜3722となっている。

 所有者と常備駅はホキ4101初代→ホキ1125初代→ホキ3720時代を通じて、大阪窯業セメントKK・近江長岡駅であった。写真撮影時は最初からホキ1初代形として製作された僚車と並んでいたが、両者は全く区別できなかったことを思い出す。昭和60年6月に廃車となった


ホキ3500形3720の写真

【写真1679】 ホキ3500形3720 昭和60年5月2日 近江長岡駅にて P:吉岡心平


【特別編679】060617作成R4A、070627R4A2、081011R4BY、140108R4C。