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ホキ3500形3753 |
私有貨車 |
形式 |
▲ホキ3100形 |
番号 |
ページ |
●積荷 |
■入口 |
ホキ3753は30トン積セメント専用ホッパ車であるホキ1初代形のホキ1158初代として、昭和37年7月汽車東京で製作された。ホキ1153〜60からなる8両ロットの一員であった。 同形式は、我国セメントホッパ車の黎明期に製作されたため、外観・構造は時期とメーカーにより千差万別であったが、敢えて標準形を探せば、電源開発KK向のタイプが挙げられよう。理由はダム完成後に余剰化したため、セメントメーカー各社に払い下げられたが、これが、各社のセメント輸送車のプロトタイプとなり、その後の増備に強い影響を与えたためだ。 |
今回紹介したホキ3753も、「電発型」から派生したタイプである。オリジナルとの相違点は、ホッパ下部に斜めの補強が加えられ、ホッパ妻板より張り出した屋根が、妻板と同一寸法に切り詰められた二点であった。前者はバイブレータ使用の際、弱点となる台枠とホッパ体との接続部を強化するため、後者は冷却器の装備が標準だった時代の設計を是正したことによる変更であった。 所有者は敦賀セメントKK・常備駅は敦賀港であった。敦賀港の工場から主に野田にあったストックポイントへの輸送に使用されていたが、昭和58年2年に廃車となった。 |
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【第130週】030223作成、040228R4、050428R4A、070701本文修正+R4A2、090504R4BY。 |
【写真130】 ホキ3500形3753 昭和50年10月6日 安治川口駅にて P:吉岡心平
この写真は吉岡写真CD−ROM第23巻に「P01366」として収録されています。