吉岡心平のマーク

タキ1500形15247

私有貨車

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▲タキ1450形
タキ1600初代形

 番号
[ロット表]

タキ15242
タキ15263

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特別編640
特別編642

積荷
●構造

入口


 今回は軽い話題をひとつ。まずは写真を見て頂きたい。「何だタキ1500か」と思われるかもしれないが、専用種別を良く見ると・・・

 タキ15247はタキ1500形35トン積石油類専用車の一員として、昭和36年9月汽車東京で製作された。15244〜15253の10両ロットに属していた。

 汽車会社製のタンク車は、後に川崎と合併したためか資料に乏しい。本ロットも確定情報は見当たらないものの、全体の作りから推定すれば、当時汽車が各社向に製作していた重油輸送用のタキ1500形で、設計比重0.92・タンク容積38.0mのグループであったと思われる。

 タンク体は普通鋼製で、タンク寸法は推定では直径2,050mm・長さ11,894mmと思われる。重油輸送用のためタンク内部に加熱管・鏡板に点検蓋が設置されていたが、点検蓋は手ブレーキ側のみであった。
 台枠は標準的な平形で、ブレーキ装置はKD形空気+手、台車はTR41Cであった。

 落成時の所有者はスタンダード・ヴァキューム石油・常備駅は清水であった。昭和37年1月に常備駅はそのままでモービル石油KK所有となり、昭和40年6月には初島駅に移動した。昭和42年2月に日本陸運産業KKに移籍され越中島駅常備となり、珪酸ソーダ輸送に使用されたが、昭和59年8月に廃車となった。


タキ1500形15247の写真

【写真1641】 タキ1500形15247 昭和49年6月26日 越中島駅にて P:吉岡心平


【特別編641】060110作成R4A、070620R4A2、081003R4BY、121102R4C。