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タキ1600初代形1601 |
私有貨車 |
形式 |
番号 |
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ページ |
●積荷 |
■入口 |
岡崎の筒井さんから、我国のタンク車の中でも珍車のひとつであるタキ1600初代形のリクエストを頂いた。 タキ1600初代形は40トン積糖蜜専用車で、昭和24年に11両が東洋レーヨン、5両が若松車両でそれぞれ製作された。廃車となったC53形のテンダー2両を永久連結として1両のタンク車としたもので、資材の欠乏していた当時ならではのアイデア商品である。 種車となったテンダーについては、未解明の謎がある。完成したタンク車が16両なのに対し、払下げテンダーは33両あった。何故1両多く払下げられたのだろうか? いろいろ調べた結果、C53形のうち特急牽引機などは、テンダーをD50形の8−20形と振替えた車両があり、払下げテンダーのうち一両(C5386)がこれに該当することが判った。 現時点で提示できる仮説としては・・ |
れていた(これを匂わせる資料もあり)。 車体はC53形蒸気機関車のテンダーの炭庫部分を切断し、水槽部分をタンク体としたものである。炭庫底板は撤去し、平板による天井を新設した。設計比重は1.4、荷重は40トンであった。 タキ1601は昭和24年9月製で、トップナンバーと共に最初期に製作された車両である。所有者は内外輸送KK・常備駅は新興であった。使用された期間は短く、5年後の昭和29年11月に廃車となっている。 |
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●参考文献 「変身!蒸気が貨車に、電車が貨車に、そしてまた客車になった話」、吉川文夫;トワイライトゾーンマニュアル 第7巻、pp.110(1998)。 【特別編225】020625作成、040114R4、050427R4A、070924R4A2、080902ロット表R3、090408R4BY。 |
ロット | 番号 | 製造年 | 製造所 | 旧形式 | 旧番号(推定を含む) | 落成時の所有者 |
1 | 1600初代,1601〜1609 | S2409〜2411 | 東洋レーヨン▲ | C53形炭水車 | 1〜4,6,8〜11,29,35,41,48,49,53,54,74,81,82,86,91,95(22両) | 内外輸送KK |
2 | 1610〜1615 | S2411 | 若松車両▲ | C53形炭水車 | 24,27,28,31,46,50,55,58〜63,79(14両) | 内外輸送KK |
【写真1225】 タキ1600初代形1601 P:吉岡心平所蔵