吉岡心平のマーク

タキ25900形25903

私有貨車

 形式
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タキ25800形
タキ26000形

 番号
ロット表


 ページ
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特別編577
特別編579

●積荷
●構造

入口


 タキ25900形は30トン積アクリルアマイド液専用車で、従来からあるタキ18810形は31トン・タキ24400形は35トン積と荷重が異なるため新形式となったもので、昭和49〜51年に三菱で5両が製作された。

 タキ25903は00〜03からなる第一ロットで、昭和49年9月三菱で製作された。

 設計比重は1.04・タンク容積は28.7mであった。
 タンク体は普通鋼製で、寸法は直径1.900mm・長さ10,900mmであった。積荷の純度を保つため、タンク内面には厚さ0.25mmのフェノール樹脂が焼付けられ、外周には保冷のため厚さ

100mmウレタン断熱材と薄鋼板からなるキセが施されていた。
 荷役方式は積込みは積込口から、荷卸しは空気加圧により液出管から行なう上出し方式だが、配管・弁装置はタンク上部の大型の保護カバーに収納されている。
 台枠は平形で長さは11,900mm、ブレーキ装置は両側+KSD形積空、台車はTR41Eであった。

 落成時の所有者は三菱化成工業KK・常備駅は黒崎で、会社名は昭和63年5月三菱化成KK、平成6年10月三菱化学KKと変遷したが、一貫して黒崎から東港への運用に従事していた。平成12年3月に形式全車が一斉に廃車となった。


●同一専用種別 タキ18810形18813 昭和48年富士重改造の31トン車。

           タキ24400形24403 昭和49年富士重製の35トン車。キセ付35系。


タキ25900形のロット表

ロット 番号 製造年 製造所 落成時の所有者
25900〜25903 S4909 三菱 三菱化学工業KK
25904 S5105 三菱 三菱化成工業KK

タキ25900形25903の写真

【写真1578】 タキ25900形25903 平成元年11月18日 東港駅にて P:吉岡心平


【特別編578】050415作成R4A、070626ロット表R2追加、070721ロット表R3+R4A2、090107R4BY、100409
R4B。