吉岡心平のマーク

タキ35000形35145

私有貨車

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タキ30200形
タキ38000形

 番号
[ロット表]

タキ35130
タキ35213

 ページ
索引

特別編539
特別編541

●積荷
●構造

入口


 小生は写真のデジタル化にフィルムスキャナを使っているのだが、このネガをスキャンして驚いた。タンクを見ると横に縞が入っているのである。「こりゃまた修理かな」と思ったが、良く見るとスキャン方向と直角に縞が入っている。何か変だよね・・・?

 タキ35145は昭和43年1月三菱製で、昭和42年12月〜43年1月にかけて作られた35140〜49の10両ロットの一員であった。

 タキ35000形は世に言う「標準タンク車」なので、毎度詳細な解説をしても仕方ない。

 そこでこのロットの見所だが、前振りで述べたように、タンク体の異径胴部分だけに、規則的に縞が入っている点だ。縞はテーパーに沿っており、これから見ると異径胴は一発加工ではなく、少しづつ曲げていったように見える。流石に他と溶接する部位は、円形になるよう整形しているようだ。
 いやはや異径胴の工作が大変なのは、模型ファンだけでは無さそうだ。

 所有者は三菱石油KK・常備駅は扇町であった。常備駅は一生変わらなかったが、写真のように北海道に居た事もある。このロットは、平成6年12月に10両まとめて廃車となった


タキ35000形35145の写真

【写真1540】 タキ35000形35145 昭和61年8月1日 新苫小牧駅にて P:吉岡心平


【特別編540】041102作成R4、050422R4A、070819R4A2、081224R4BY、130705R4C。