|
タキ43000形143645 |
私有貨車 |
形式 |
番号 |
▲タキ43568 |
ページ |
●積荷 |
■入口 |
リクエストにお答えして、ステンレス製タンク体のタキ43000形を取上げる。 石油の集約輸送用として開発されたタキ43000形は、昭和42年から49年にかけて量産された後、保安度向上の影響で一旦中断した後、優れた輸送効率が惜しまれ、昭和57年に製作が再開された。しかしその増備は単発的で、再び製作は途絶えたが5年後の昭和62年、忽然と一両だけ試作されたのがこの車両である。 タキ143645は昭和62年3月日車で製作された43トン積ガソリン専用車。石油製品を輸送するタンク車で初のステンレス製タンク体、かつ昭和最後のタンク車として知られる。 |
さて肝心のステンレス製缶体だが、採用理由は良く判らないのが実態だ。アルミ製なら軽量化と言うメリットがあり、諸外国でも多数の試作例があるが、ステンレスとした例は聞いたことが無い。 所有者は日本石油輸送KK・常備駅は名古屋南港であった。同駅のコンテナ荷役拡大により、平成9年3月に郡山に移動し、現在に至る。 |
|
|
【写真1479の1】 タキ43000形143645 平成2年8月18日 浮島町駅にて P:吉岡心平
【写真1479の2】 TR215G台車 平成2年8月18日 浮島町駅にて P:吉岡心平