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タ11000形11036 |
私有貨車 |
形式 |
▲タ10900形 |
番号 |
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ページ |
●積荷 |
■入口 |
タ11000形は、ヨンサントウによる貨物列車スピードアップで、タ1000形石油類/ベンゾール専用車のうちの未対応車を改番した形式である。2両在籍したが、原番号+10000で附番したため、番号はタ11036,37と飛番となっている。 タ11036は、タ1036として昭和24年9月東洋レーヨンで製作された。34〜37の4両ロットで、戦災復旧車の一員である。なお同社が2ケ月前、昭石向に作ったタ1031〜33も類似車であった。 不思議なのは、どうして中途半端な11トン積の「タ」を製作したかだ。いろいろなデータから推定すれば、東レで量産中だったカセイソーダタンク車の車体を、同社初の石油タンク車として転用したよう |
に見える。タ1038以降6両が欠番なのも、増備はタンク体を改設計してタム4000形となったことを示唆しているようだ。なおタンク容積が11.5m3と小さかったため、荷重は11トンと一般車の12トンより少なくなっている。 所有者は出光興産KK・常備駅は東室蘭であった。昭和27年2月に本輪西に移り、昭和33年4月から34年11月にかけて浜川崎に居たことを除けば同駅を基地としていた。昭和43年4月に雄別埠頭駅に移動し、ヨンサントウでタ11036となった後、駅名が昭和45年4月に北埠頭に変わった。昭和47年4月に廃車となった。 |
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【特別編467】040211作成R4、050504R4A、070722R4A2、070913リンク追加、090414R4BY。 |
【写真1467】 タ11000形11036 昭和45年8月19日 新富士駅にて P:堀井純一
【堀井さんから貴重な写真を提供して頂きました】